バンコック市とアユタヤ市に2004年6月に行き、チャイナタウンを散策しましたが台座型:1組しか見つかりませんでした。
画像1:広肇会館
広肇会館は広州市出身者の集会所として1877年に建設され、当初
は墓・医局・学校・保護・仲裁など一切の機能をはたしていたそうです。
ここでも大きな線香が吊るされていましたので媽祖を祀っていたと思い
ます。
画像2:広肇会館の台座型
模様は彫られていません。
画像3:龍蓮禅寺
門の両側に獅子が置いてあるので門墩かと思いましたが、それは入口
を守る飾りとして置かれたものでした。
門扉開閉機構は鴨居と敷居に差込まれた上下挟式でした。
画像4:報徳善堂
ここも門墩の無い上下挟式でした。
広肇会館以外は寺も祠も上下挟式でした。
バンコック市から90km北の古都アユタヤに行きました。
1603年にラマティボディ2世が創建したボピット寺など古寺が有りましたが、門墩は使用されていません。
日本と同様に建築界には門墩は門扉開閉装置として伝承されていないようです。
画像5:ポピット寺
第4章 タ イ 終