第2節 運城市

 運城市は山西省の西南隅、南下していた黄河が東に流れをかえる内側にあり、三国志の英雄の関羽の故郷です。
 この運城市周辺でみた門墩を紹介します。

 運城市は近くの塩水湖での塩生産地です。(画像をクリックして 大きくなりますヨ)
 

 運城市の西南20kmの解州が三国志の勇者の一人関羽出生地でここに関帝廟があります。

   画像1:解州関帝廟雉門 (撮影:Radium Tam)

           この廟は隋589年に創建され、その後清の1712年に再建されました。

        この雉門はいつの建設か判りません。

   画像2:関帝廟雉門の抱鼓型門墩  (撮影:梶村美喜子さん)    
        この門墩の台座は何も彫られていない箱型なのに、太鼓を支える鼓

      座とその上に掛けられた錦鋪は複雑な瑞雲模様をしています。

 

   画像3:解州関帝廟宗聖祠 (撮影:梶村美喜子さん) 

   画像4:関帝廟宗聖祠の抱鼓型門墩 (撮影:梶村美喜子さん)
        太鼓を支える鼓座が四隅に蹲踞した獅子で陝西省と山西省の特徴

   を持っています。

 

 解州の12km東の常平村には関帝祖祠があります。 聖祖の創建は不明ですが、清の1863年に再建されています。

   画像5:常平村関帝祖祠 聖祖殿垂花門の箱子型門墩 

                                     (撮影:梶村美喜子さん)
        門墩は彫飾の無い簡素な西安式箱子型門墩です。

 

 左の写真は常平村関帝祖廟正門で獅子型門墩が映っています。(撮影:nuibenchina) 
 上記の他に合計5組の門墩を撮影しました。

   抱鼓型有獅子門墩:解州関帝廟の武偉門

                                    と故公祠の正門
   西安型箱子型門墩:関帝廟の門前町民家
   箱子一体型門墩2組:関帝廟の門前町民家

 

しかし、帰国後処理を誤り現像出来ませんでした。残念至極。

 

門枕

 関帝祖祠や農家に門枕が使用されていました。

   画像1:関帝祖祠の山門 (出典:ガイドブック)

   画像2:関帝祖祠の宗寧殿 (出典:ガイドブック)

   画像3:関帝祖祠の娘娘殿 (出典:ガイドブック)

 

運城市から黄河の対岸三門峡市へ行く途中の農家の出入口です。木製の門枕を使用しています。

   画像4:農家の門枕 (撮影:梶村美喜子さん)

   画像5:農家の門枕 (撮影:梶村美喜子さん)

 

第2節 運城市 終