第4節 南屏村 

 

 南屏村は西逓村の6Km西にあります。
 南屏村は元朝末期に葉氏一族がこの地に移り住んだのが始まりで、その後程氏と李氏が移り住み清朝中期以降急速に発展した村です。
 古い祠堂が八軒・明清代の古建築が300軒近く残っており、高級官僚試験“科挙”合格者“進士”を3人も出しています。 
 

   画像1:観光案内版                  (画像をクリックして 大きくなりますヨ)

        南屏村では村の中心部だけしか見れませんでした。
        しかし大変立派な門墩が3組有りました。
 
   画像2:葉氏宗祠

        明朝成化年間1465~1487建設
   画像3:宗祠の抱鼓型門墩
              (高:211cm 幅台座:33cm 幅太鼓:48cm 奥行台座:59cm)

   画像4:葉氏の四代目葉文圭氏を祀った葉氏支祠
         明朝弘治年間1488~1505建設
   画像5:支祠の托日型門墩
              (高:213cm 幅台座:28cm 幅太陽:18cm 奥行台座:69cm)

 

 二つの門墩は形や彫られている模様など良く似ていますが、一つ大きな相違があります。
 宗祠は門墩の上の丸い部分が太鼓です。
 支祠は何も彫られていない薄い大きな円です。私はこれは太陽だと思っています。そこでこれを托日型門墩と命名しているのです。
 同じ葉氏一族を祀る祠なのに“太鼓”と“太陽”、なぜ違うのか不思議です。

 

   画像6:程氏宗祠
   画像7:宗祠の托日型門墩
              (高:218cm 幅台座:25cm 幅太陽:16cm 奥行台座:59cm)

   画像8:慎思堂の托日型門墩

   画像1:抱一書屋(清朝光緒年間1875~1908建設)
        この村出身の大商人李宗熕氏が寄付した資金で村が建てた3軒の私塾

            の一つが残っています。
        村の貧乏な家の子はここで無料で勉強できたのです。

   画像2:村の通り
        村に有る72本の古い通りの一つです。
 
   画像3:村の小川
        村の西側を流れる小川。

        観光に来た娘が餌をあさるひな雛を撮影。

 

第4節 南屏村 終