ホーチミン市に2008年11月に行き、チャイナタウンを散策し獅子型:1組 渦巻型:2組 台座型:2組を見つけました。
華僑(中国から移り住んだ人)が集まってチャイナタウンをつくっています。
そこに祖先や航海の安全を守る女神(媽祖)や商売の神様(関帝)を祀り、同郷の人達が集う会館を故里から建築資材を運び故郷の建築様式で建てています。
霞漳会館は福建省漳州地方の人々の会館ですが媽祖を祀り天后宮とも呼ばれています。
画像1:霞漳会館
画像2:霞漳会館入口
会館の門楼には3個の出入口が有ります。
画像3:霞漳会館中央入口の獅子型
中央の出入口に獅子型門墩が設置されています。
画像4:霞漳会館左脇入口の渦巻型
左右両側の出入口に渦巻型の門墩が設置されています。
仙人・草龍・霊芝など多くの吉祥模様が彫られた大変豪華なものです。
郷里で製作し運んで来たそうです。
三国志の武将関羽は信義を重んじる商売の神様として崇拝され、関帝廟に祀られています。
この関帝廟も会館と書かれており同郷の人たちの集う所でしょう。
画像5:関帝廟
画像6:関帝廟の台座型
正面には獅子が彫られています。
穂城会館は広州市出身者の会館でしょう。ここも天后宮とも呼ばれて媽祖を祀っています。
画像7:穂城会館
画像8:穂城会館の台座型
模様は彫られていませんが堂々と貫禄のあるものです。
第3章 ベトナム 終