第1節 成都市と周辺

 08年大地震のあった四川省の省都成都市と都江堰市を2004年11月・09年8月に旅行しました。
 その時成都市で抱鼓型3組:箱子型7組:門枕石3組と都江堰市で箱子型1組を確認しました。

 

 成都市には清朝の支配階級である満蒙八旗の住居地域だった満城の中の二本の通り“寛子巷”と“窄子巷”が保存されています。

 

 まず抱鼓型門墩を紹介します。

   画像1:寛子巷の寛居                 (画像をクリックして 大きくなりますヨ)
   画像2:寛居の抱鼓型内側
   画像3:寛居の抱鼓型正面
        過剰とも思える装飾の多い門墩 

 
   画像4:窄子巷22号 
        建物は近年の建築と思います。
   画像5:窄子巷22号の抱鼓型
        装飾の少ない門墩
 
   画像6:漢昭烈廟
         諸葛孔明を祀った廟の正門
   画像7:漢昭烈廟の抱鼓型(撮影:島村志げりさん)
        太鼓を乗せた鼓座の型が他の地方のものと異なっています。

 

 箱子型門墩を紹介します。

  “寛子巷”と“窄子巷”で7組と都江堰市で1組=合計8組見ました。

 

 “寛子巷”と“窄子巷”に在る7組の箱子型門墩は“朱砂石”で作られています。
  “朱砂石”は砂岩なので材質がもろく磨耗と剥落する欠点はありますが、貴重で目出度い石とされています。
 ここの箱子型門墩は錦鋪を敷いた基台の上に短い四脚台を乗せその上に模様を彫った箱を載せた豪華なものです。

 いずれも豪華に吉祥模様が彫られています。磨耗の為写真で内容は判明し難いです。  

   画像1:寛子巷24号の門
   画像2:寛子巷24号の箱子型
 
   画像3:寛子巷25号の門
   画像4:寛子巷25号の箱子型

 

   画像5:寛子巷35号の門
   画像6:寛子巷35号の箱子型(正面)
   画像7:寛子巷35号の箱子型(側面)


 成都治水の恩人李冰親子を祀った都江堰市の“二王廟”に通じる門に三層の箱に獅子を乗せた珍しい門墩があります。
   画像8:“二王廟”に通じる門
   画像9:箱子型有獅子門墩

 

 門枕を紹介します。

   画像1:漢昭烈陵の門
      画像2:漢昭烈陵の門の門枕石
        諸葛孔明を祀った廟への門です。
        同じ廟に通じる漢昭烈廟の門は大きくて抱鼓型門墩を備えて

             います。
        この漢昭烈陵の門の方が古い門だろうと思います。


   画像3:窄子巷48号
        門枕石を備えています。


   画像4:窄子巷20号 
        門枕石を備えています。

 

台座型門墩を紹介します。

 成都市の120km南の楽山市に革命家文学者郭沫若氏の故居があります。
 郭抹若氏の故居は明朝嘉靖年間(1522~67年)に建設された大邸宅です。
 この大門に豪華な彫刻を施した台座型門墩があります。 

   画像1:邸宅の図面(出典:≪老房子 四川民居≫)
   画像2:邸宅の大門(撮影:平井徹氏)
   画像3:大門の台座型門墩(撮影:平井徹氏)

第1節 成都市と周辺 終